ある生徒さん例

2008.12.17 水曜日
こちらでは今日から冬期講習を開始します。
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ご参考になればと、ある生徒さんの例を挙げます。

現在6年生です。
家庭塾へは5年生9月に入りました。
のんびりおっとりしたご性格のため、それ以前にお試しで入塾した大手進学塾の、怒濤のような授業模様に仰天して入塾を見合わせ、まずは算数の基礎学力だけでもと、当塾の門をたたきました。

算数四谷シリーズの一行問題集だけで進めていきました。
ひとつの単元だけ10問の解説授業を一周行います。

その後同じ問題をご本人にやってもらいますが、ちょっと見て興味がそそられないと、早々と諦めてしまいます。

するとまた私がその部分を解説します。

家に帰ったら同じ問題を、復習として解き直します。
初めのころ、帰ってからやってもほとんど忘れている状態だったそうです。

この繰り返しがどのくらい続いたでしょうか・・・
(その間大手進学塾にも通いだしました)

しかし、「成果はすぐには現れないが、このような方法で続ければ必ず上がる」と確信していたので、動揺はありませんでした。

淡々と8ヶ月ほど続けた頃、成果が見え始めたのです。

お母様とは話し合いの末、大手進学塾から出されている宿題に無理やり乗っかっていこうとするよりも、とにかく一行問題(基礎問題)に重点を、と取り決めをしていました。

今、一行問題を完全マスターにこぎつけました。
一問1~2分、正答率95%です。

12月以降「シリーズ基本問題右ページの比較的長い文章問題3問」に切り替えます。

志望校過去問の頻出単元に絞って、5~6年シリーズより上記を一学習回で15問やり、100問を終わる頃、受験当日を迎えることになります。

なかなか点数が伸びない場合、その原因は早々に次のレベルに進んでしまい、一行問題レベルが実はあやふやだということも考えられます。

もう少し難しい問題をやったほうが良いのかと、不安に駆られることもあると思いますが、偏差値50前後の中学を希望される場合、「基礎レベル7、中レベル3」が適正と思います。
何故か「基礎3、中以上が7」の人が多いのですが、あとが行き詰まることが多くなります。

上の生徒さんは、やるものやるもの丸ばかりになってきた頃、意欲的になり、たくさんの笑顔が見られるようになりました。
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by youkosodesu | 2008-12-17 11:32
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