本日の面談

現在小3(9歳)。
今年から通塾を開始した。

数年間サッカーを熱心に続け、学習は「チャレンジ」だけ。
小柄で体力が無く、それ以上の「何か」をやらせようにも、食事、学校の宿題、風呂で手一杯で、夜も9時まで持つかどうかの毎日だった。

学校の算数は大好き、と今まで言っていたのに、塾に行き始めてからは、内容が学校とは大違いのため、このごろでは嫌いと言い出した。

今のところは、塾の宿題を母がみているが、状況は良くない。
分からないことに腹を立てているわけではない。
しかし、頑張る姿勢も無く、だらだらしたやる気のないその態度を見ると、また始まったかと苛立ち、どうしても叱ることが多くなる。

心中は、
「大人でもちょっと考えてしまうような、難しい問題(4年生用)なのにもかかわらず、出来ていないのは自分の子ども(と、少人数の生徒)だけなのだろうか・・・だとしたら、先行きは暗いかもしれない」
と考えてしまい、はたして受験を志すことが適切なのかが気になる。

第一子のため比較対象が無く、教育に携わっている誰かに相談したかった。

本日の面談_f0024310_23441074.gif

以上がご相談内容でした。

このような思いを抱えているお母様はたくさんいると思います。

やる気のないだらだらした態度は、文字通り「やりたくない」のです。
受験をお膳立てしたのは、お子様ご本人ではないわけですから、始めは「受験する」様なことを言ったとしても、実際にやってみたら、思ったよりすごく難しかった、または面白くなかった、というのが本音なのです。


出来るだけ楽しく、塾スタート学年を乗り切り、5年生につなげるために、勉強のリードの仕方を具体的にお教えしました。

塾のテキスト「新演習」はすごく難しいです。だから常に進度を2回分ほど先回りして「ポイント」と書いてある枠内をカード化してください。

カードは硬すぎず、やわらかすぎないものをご用意ください。しいて言えば、ノートの表紙くらいの厚みがいいでしょう。これをB6版くらいの大きさにそろえて、質問は文章形式にして、すべて読む形で答えさせてください。(答えだけを○○と言わせないように)

ABCカードもその場で作り、まずはお母様を相手に、使い方の練習をしました。

その回で新規に出てきた公式や単位交換などを、テキストをちらちら見ながら、穴埋めするような勉強方法だと、済んだそばから忘れてしまいます。

週に2回ほどの通塾で、講師の話を一言漏らさず聞き、わかるまで質問し、宿題を自発的かつ意欲満々にやり、間違えたら悔しがって喰らい付いてでもやり切る、
そんな子どもは過去19年間に見たこと・・・・、ありました。3%くらいかな。


塾で「ちょっと出来るな、ボクは」なんて、いい気分になるように、お母様が段取りをつけてあげるといいと思います。

受験を目指すことが、はじめから向いている子なんていません。
この三年間で、そうなるように育てればいいのです。
by youkosodesu | 2008-02-29 23:48 | 保護者面談
<< 笑いが止まらない 嵐到来 >>