H君(小5)です。
シリーズ第三回、差集め算。 「進学塾の授業どう?わかるの?」と聞くと、 「う~ん・・・・どうやってやるんだったっけなぁ」と記憶を手繰るように、シリーズをめくり始めました。 「じゃ、教えるわよー、まかしといて!」 と、まずは一行問題集の簡単な問題を例にとり、面積図で解説を始めました。 その後描き方に慣れてもらうため、基本問題を12問やりました。 いったん描き方のこつを飲み込んでしまうと、あとは面白いように次々と解けるのが面積図の良さです。(シリーズは線分図で解説しています) その様子を写真に写して、本気半分、冗談半分で「この方法をH君以外の人(ブログをみている人)に教えない方がいいかな」と一言つぶやくと、彼はさっと面積図の上に、隠すように消しゴムを乗せてしまいました。見えてますけど。 あははーと大笑いをしながら、シリーズの例題に進むと、今度はだいぶ難しい。 例題は「双方向面積図」という方法で解説しましたが、やり方を書いた紙を、すべて家に持って帰ってもらったので、それを見ながら塾の宿題をやってくださいね。 見えてますけど↓ こうなっています↓ Fちゃん(小5)です。 速さばかりを22問やりました。 Fちゃんには、じーっと手元から目を離さずに、とことん基本問題を反復してもらいました。 去年の今頃、彼女は勉強の楽しさを見出すことが出来ず、悲しい思いをしていました。 偶然わたしのHPに目を留めてくださったお母様からの、切々としたメールに、ただ事では無い様子が感じられて、大急ぎでお会いしたのがちょうど一年前くらいでした。 小学生時代の算数は(中学受験でも)、リードの仕方一つで、いくらでも変えることが出来る余地がありますから、2~3ヶ月で成績は持ち直しました。(通い始めてから、現在7ヶ月目です) Fちゃんの体全体から、「いつも目を離さずに私を見ていてね」というメッセージが発せられています。 ですから彼女への指導は、一問一問くどいように同じ説明を“短く、静かに”繰り返します。 そうやって繰り返すことにより、ポイントが浸透していくタイプです。 「ここからここまで自学自習でやってみよう。粘り強くひとりで考えてみよう。」は効果が薄いです。 子どもによってはじっと見つめられたり、説明をされたりするのが嫌な場合があるので、そこのところは臨機応変にやっています。 皆が喜ぶのは、一緒によーいどんと競争することです。私が負けると、ものすごく喜びます。
by youkosodesu
| 2007-09-15 23:01
| H(男の子)
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