タケ 成長する

2018年 9月8日 土曜日 晴れ

タケ君(小4)です。
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今まで、日本の小学校のように細部まで緻密にやる習慣がないまま学年を重ねてきたせいか、家庭塾のやり方には面食らった様子です。

私「半月ほど経過しているけど、これ、何回練習してきたの?」
タケ「4回はやった」

私「それは、一日に4回という意味かな」
タケ「違うよ。全部で4枚」

全てがこんな調子でした。
いつか学業が最終地点に到達する頃には、このようなやり方でも遜色なく肩を並べる出来栄えになるのでしょうが、今はこれでは困ります。

そこで授業のご報告は
○○(課題名)→ぜんぜん出来ていません。
△△→時間内には程遠いです。
のようにはっきり伝えました。

タケ君はやる気がないようには見えませんが、現在の学校も宿題はほとんど出さないため、何をして良いのか分からない、といった様子です。
ですから前々回から、やるべきことを細々と指示することにしました。

今一番頭に入り易い学齢なので、この機を逃す手はありません。

すると、やってきましたよ。
そして、やればやるほど出来るように変化してきました。

とはいえ、いまだに受け入れられないのが、勉強しているところを凝視されることのようです。

鉛筆を動かしながらも途中途中、こちらに視線を返してきます。
そして、「あぁ、僕を見ているのではなく手元を見ているのだ」と分かると、安心したように、再び課題に向かいます。

そうとう嫌らしい。

「いままで、勉強しているところをこんな風に見つめる人は誰もいなかったから、緊張する」そうです。

相手にストレスを与えてもいけないから、「わかった。ごめんね、嫌がることは止めるね」と、目の前に屏風を立てることにしました。
が、実は脇からのぞいていました。二重にゴメン!

どんなところが弱いのか、見ないと分からないのでやっぱり見てしまうのですが、その結果、対策も立て易くなります。

今日からタケ君は、素の自分が出せるようになりました。(と感じます)

いままで、ずいぶん背伸びしてしっかりと振舞っていたのが不憫でしたが、10歳児(9歳か?)らしくなりました。
そうとう緊張していたんだね。

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by youkosodesu | 2018-09-08 21:04 | 竹の子くん
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