先生、泣きそうになる

2017年 9月3日 日曜日 晴れ

ラッキー君(年中)です。
夏はまとめて休んでいました。
家庭学習はほとんど出来なかったそうですから、退行しているのではと心配です。
今日は
1.素数(何のことだか分かっていませんので、呪文のように言うだけ)
2.10のまとまりカードを繰り返し読む
3.9の段(きれいに読む・速く読んではだめ)
4.課題⑤(足して10・丁寧に書く)
5.ひらがなのお稽古(きれいな形・書き順に注意)
をやります。

10の組み合わせは、1学期に飽きるほど言ったので、もう拒絶されるかもしれないと不安でした。
しかし、飽きてしまったことなどすっかりと忘れていて、機嫌よく繰り返してくれました。

ここで重々注意することは、
1.数字を形よく書くこととその書き順(線をまっすぐに引くことにも小うるさく・曲がったらやり直しね)
2.鉛筆の持ち方を正しくする
3.机に向かう姿勢を正しくする
例えば、数字の「5」、これは上の横棒の長さで、数字全体の大きさが決定する大事なポイントなので、あれこれのパターンを示して、適正な長さで書く必要性を伝えたところ、この年齢でもきちんと伝わりました。

人生で初めての学習ですから、注意指導すべきことが多くなってしまい気を使いますが、彼のこの先の人生を紡ぐ大事な時期と考えれば、私の責任は重大です。

疲れが見えても、学習時間も短く設定しているこの年齢の子には、息抜きや気分転換はしません。
そこから「ふざけ」が、なだれ状態になってしまうので、極めてまじめに接します。

今や、お預かりしている全学年で、ラッキー君の時間帯がもっとも私が「笑わない」授業になっています。
「怒りもせず、笑いもせず」って、いったいどんな授業なんだ?

ま、淡々とね。

何事も出だしが肝心なのです。

5,6年生の受験期には、もう筆圧のことも、読みづらい数字のことも、かえって集中力を妨げるだけなので注意しません。


真剣に丁寧に取り組んでいる姿に、思わず涙がこぼれそうになります。
(課題の全てに制限時間の枠を取り払っています)
先生、泣きそうになる_f0024310_14012436.jpg
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by youkosodesu | 2017-09-03 14:18 | 園児ラッキー君
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