ご参考 昔の記事から 

昔の記事です。

該当生徒さんが6年生秋頃に書いたものです。

母親が教えるよりも専門家に任せたほうが、学習に対して客観的姿勢を保てるだろうと、小3の始めから塾に入れること丸3年。

しかしもう5年の終わりになるというのに、いっこうに成績に変化が見られません。

塾と面談を重ねても、「もう少し様子を見てください。」「じっくりやりましょう。」ばかりで、現在よりも成績が良くなるための具体的な指示が無く、八方ふさがりで途方にくれていました。

成績を上げたいとの思いももちろんですが、それよりもまず、「分からないことが出来るようになる喜び」を体感できたら将来の財産になるのに、という気持ちのほうが強くなってきました。

そんなわけで、6年生からお預かりすることになりました。

その時点で、残すところ10ヶ月。

初回の授業終了後、お迎えにみえたお母様は、期待にあふれた面持ちで私の一言を待っていました。

しかし私の第一声は、次のような辛らつな内容でした。

心配性のわりには慎重さに欠け、行動がともなっていない。

「もうそれはいいから、次のところに進んで」とか、「テストでいい点数を取れるように、もっと難しい問題をやりたい」と、腰が落ち着きません。

勉強内容以前に、この「目次をなぞる」やり方を正すことから始めます。

そのあとに初めて、“出来るようになる”とは、具体的に何をどうすることなのかの課題に取り組みます。

「私もこの一年協力します。がんばります!」とお母様はキッパリと述べ、他人には見せないであろう真顔に、決意のほどがみえました。

目先の点数アップをはかるより、5年生からの復習が急務だと感じ、6月からは復習に力を注ぎました。

いよいよ二学期になり、志望校も決まりました。

過去問出る順から、速さに関すること、食塩水の濃度、図形関係、これだけを5年生からさかのぼって抜き出し、各100問制覇を目指します。

この間、「こんな簡単なものばかりやっていては志望校に受からない」という生徒さんとは、もめにもめました。

「じゃぁ、“こんな簡単な問題”を全部正解してみなさいっ!」と言い返すこともしばしばです。

やっと満点が出始めたのは、入試まであと2ヶ月に迫る頃でした。

この生徒さんは、いつも塾テストの「範囲」にとらわれて、全部やらなければとあせった挙句、どれもこれも手薄になり、何一つ物に出来ていませんでした。

その全貌が見えていないため、今どこの何をどういう目的でやっているのかわかりにくくなり、理解が定着せずに、すくっても網目からざーっと流れ出てしまう感じです。

塾のための勉強ではないから、こういう勉強のしかたはやめて、ぜひとも単元ごとにじっくり向き合うことをお勧めします。

6年生の皆さん、残すは4ヶ月。
まだまだ間に合う。

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by youkosodesu | 2017-09-02 17:37
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