その後の私(家庭塾までの道のり2)

正月の集まり第一部終了。
残骸です。
また成城きた山でお節を注文してしまいました。二段重の一段だけを写しています。
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丁寧に作ってあって、自分でこれを作ろうと思ったらこの値段(¥33000)ではとても無理。

今は幕間のような小休止時間です。
第二部は夕方から始まります。
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書くことも途切れたので、先日の続きです。

「姉妹に同じ服を着せる」、「母娘で同じ服を着る」のような方法で、歩く広告塔を演じていた私ですが、生地、裏地、芯地、ボタンなどの附属すべて自分持ちのため、忙しい割には手元にほとんど利益が残らないということに気づいたときには、もはやたくさんの顧客を抱えていました。

いつも利用している生地屋は、売りたい意気込みが全く感じられない、いったい何を売る店なのか良く分からないところでした。
半纏やら、ごろ寝用の長座布団も所狭しと置いています。
ところがいい素材が安く買えるので、20代のころから私は気に入って、何かいいものが入荷されてはいないかと、マメに足を運んでいました。

こんなにセンスのない店構えと店主にもかかわらず、どうしてこんな掘り出し物が手に入るのかと不思議に思っていると、あるとき配送のトラックが、店前の路上に荷包みを投げるよう積み重ねて去っていきました。

そうだ、このラベルの発送元を見れば仕入先が分かるかもしれない・・・
仕入先の所在地は日暮里でした。
そうか、つまり店主は問屋で売れ残った5メートル以下の半端な残布を、質や柄を問わずさらに安くまとめて引き受けているということなのか。

生まれ育った東京ですが、日暮里には行ったことがありませんでしたが、早速出向きました。

今でこそ、日暮里が繊維問屋の町であることは知られていますが、当時は一般人に販売してもらうことは出来ません。

30代前半の年齢では、洋装店の経営者らしい貫禄のあるマダムにも見えません。

どうしよう。

私「ぁの。ぁのー、タスマニアウールが欲しいんですけど」
タスマニアウールは、オーストラリア タスマニア島でとれる最高級のウールです。
なんとしてでも、着分の仕入れ値を1万3千円くらいにはおさえたいところです。

店主は私を一瞥して、「あのね、タスマニアウールって言うのはね、場所の名前なんだよ、知ってる?それにここは素人には売らないよ。入り口の貼紙見たよね」

私「(心の中で)047.gif

つづく

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by youkosodesu | 2015-01-03 15:45 | ●私の方針
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