子どもの学習に関わる具体的なやり方

2024年 3月18日 月曜日 晴れ

常々、「家庭がどれだけ勉強に関わるかが成否を決める(関わる≠教える)」とお伝えしています。

ある方から「”関わる”とは、具体的にどうすることなのか」というご質問があったので、ここでおこたえします。

ほんの一部の子を除いて、子ども達はどのクラスであろうと、塾で彼らなりの真面目さで授業を聞いています。

ただ、「先生の解説を聞きながら、ポイントをもれなくノートに書き記す」の両方を満たすのは10歳前後にとって難しいです。

その結果、授業で行われた内容の半分は流れて消えてしまい(=忘れてしまう)、親御さんから「何のために塾に通っているんだ」「一体何をきいているのか」という叱責をもらうことになります。

以下を参考にしてください。
まず、お子さんの現在の学力をそのまま受け止めてください。

「自分または夫婦ともに高学歴だから、我が子も潜在的に出来る力を持っているはず」や、「今はこの状態だが、本気を出せば伸びると思う」という思いをいったん脇に置いてください。

ここ2,3回の週テストや組み分けテストの(算数)平均正解率が30%以下のお子さんなら、家庭学習は四谷シリーズ基本問題の左ページと、演問の基本問題の左ページとトレーニングのみ行ってください。

これらは、1問2分以内で処理出来る程度の問題なので、この場所でそれ以上の時間がかかっている場合は、何をやっているのか分かっていない可能性が大です。

その場合は、ノートを見て欲しいのですが、往々にして判読不明な字で本人すら何を書いているのか分からず、参考に出来ないことが多いです。

このようなはじめの一歩の問題すらお手上げの場合は、「関わる≠教える」を返上して、親御さんまたは他の誰かが教えるしか脱する手立てはありません。

毎日の学習は、親御さんが居る側で勉強させてください。
時々手元を確認してください。
嫌がるのは、感情をぶつけられるのが辛いからです。
どうか平らな気持ちで我が子に時間を割いてください。

そして、これらの20問ほどが2分以内で8割正解できるまで、他のレベルをやる必要はありません。
これを達成できたとき、どの子も前と違う顔つきになります。

次に、平均正解率が50%までのお子さんに向けて述べます。

上記の30%までのお子さんに向けた勉強内容にプラスして、そこに基本問題の右ページの少し長めの文章題をプラスしてください。
1問が(1)(2)に分かれているので、その部分の制限時間は、少し長めの3~5分としてください。

●一問を仕上げる時間が大事です。
●問題をどの順序で取り組むのかが大事です。
現 実力以上の問題には手をつけず、まず足下を固めてください。
必ず出来るようになります。

併せてお目通しください。→

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# by youkosodesu | 2024-03-18 11:38 | ●私の方針

北乃エダ 約分

2024年 3月16日 土曜日 晴れ

北乃エダちゃん(小3)です。
北乃エダ 約分_f0024310_18425895.jpg
2022年、小2の秋にお問い合わせを頂きました。
程なくして新年度が開始されたので、月に2回60分授業をスタートしました。

授業内で数学習も並行して進めており、本日初めて約分に入りました。

出した課題は半月後に必ず合格するようになり、約数だし辺りから頭角を現し始めました。

約分するとき、連除法を使わずに最大公約数を見つけるやり方を教えましたが、「楽しぃ~♪簡単」と言って、あっけなく理解して当日のうちにNo.1(24問)は合格しそうな勢いでした。

約分を簡単と感じるかどうかは「一桁÷一桁(暗算で)」「二桁÷一桁(暗算で)」「素数」「約数だし」によるところが大です。
ただ、制限時間内に入るのはなかなか簡単なことではありませんので、家で十分に練習してきてね。
特に、二数を見て最大公約数を即答するのを練習してきてください。
どちらかというと、約分そのものは「オマケ、付け足し」です。

学習時間の半分を教科書ワークに投じていることと、数学習クラスではないのでlineチェックができないため、数学習生徒と比べるとどうしても期間が長くかかってしまいますが、この調子でいけば夏前には必ず終了します。

教科書ワークは、ご本人のリクエストで「大きな数」に入りました。
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# by youkosodesu | 2024-03-16 14:05 | 北乃エダ

今年度 受験総括

2024年 3月13日 水曜日 晴れ

時期が間延びしてしまいましたが、本年度の受験を入塾順に振り返ります。

受験校を中高一貫公立校だけに絞りました。

中高一貫公立に特化した塾にも入っていて、塾側からの感触も良かったのですが、なにせありえない倍率に阻まれ、結果は残念なことに。

私立受験とは傾向が違うため、私の担当は図形関連にとどめ、来る日も来る日も平面図形比、角度、立体図形を勉強しました。

初めて来たときとは同一人物と思えないほど、内面も見た目もすっかり成長しました。
家庭塾での勉強は、必ず中学の授業で活かされると思います。

最後は「やれることはやりきった」と、お母様もしずくちゃんも晴れやかでした。
4年間ありがとう!

風邪を悪化させ、体調不良状態での受験スタートとなりました。
しかし、いろいろあって結果的には第一志望校に合格できて本当に良かった!

算数は私から見てよく出来ていたのですが、他の科目に波があったため、第一志望校は冒険だったとおっしゃっていました。

合格と分かったとき親子で泣いたと聞いて、働く母にとって、長く辛い3年間だったと推察され、身につまされました。

遠いところ、休むことなく通ってくれてありがとう!
春期講習会には2回申し込んでくれたので、今度会うのが楽しみです。

今までで一番宿題をきちんとやってきた子です。
次の時にはノートにびっしり、少なくとも2周はしてきました。

お母様もしっかり家庭学習に関わり、やったところのチェックや我が子がどの部分に弱点があるのかを把握していて、フルタイム勤務母でもここまで出来るというよい見本でした。

第一志望校が決まった時点で、過去問もそれに合わせて一本化しました。
彼は理社が安定的に高得点なので、合格するのは直ぐに分かりました。
でも心配性のお母様にそれを伝えると、「気休め言わないで」と思われそうなので、伝えるのは遠慮しましたが、いつもかずぽん君には「受かるよ~」と言い続けました。
予想通り、2月1日に第一志望校に合格。
ご一報を頂いたとき、紆余曲折が有った2年間を想い、私も思わず涙しました。

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# by youkosodesu | 2024-03-13 14:53