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怯える?お母様

注:このブログを書いた頃は、「数学習」の課題40項目が作られていませんので、内容にかみ合わない点があることをご了承ください。
「数学習」の指導要領が出来上がってからは、具体的な指導方法が文面化されて、いつでも見返しながらやれるようになりました。
また、各項目の練習時間や量は、多いことがかえってよくないとわかり、どんどん少なくなっています。


低学年枠(今は「数学習」に名称変更)に申し込まれたお母様と、二度目の打ち合わせを行いました。

今日こそおしゃべりが脱線しないように、即座に本題に入りました。それでもこの打ち合わせには2時間を要しました。

なにぶん月に2回ですから、そのほとんどがお母様の腕にかかっています。
新3年生ですと、一日の学習時間は、50分以内が妥当と思いますので、5分刻みにやることを指示していきます。

お母様は必死でノートにメモをとっています。

毎日次のことを、予定の時間やってください。
1.「四谷シリーズ3年生算数」宿題として出された枚数
2.「一桁」+「一桁」、「一桁」-「一桁」の簡単なカードを作り毎日各10枚ずつやる
3.掛け算九九の逆を10分
4.暗記カードや単位カードを10枚を5分
5.ABCカードを10分

さらに、二桁同士の足し算引き算を横算の暗算で行うやり方、そして最後にABCカードの作り方と、お子様への対応の模擬授業を、お母様を生徒に見立てて行いました。
はじめは↓
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しかし帰るころには↓
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「先生、私すごく気楽な気分で月に二回ならいいかな、と申し込んだのですが、大丈夫かな・・・できるかな・・・
全部私に掛かっているんですよね」と暗い顔になっていました。

私の迫力にどうやら腰が引けてしまったらしいのです。
“迫力”というとちょっと誤解を招くかもしれません。


1.お母様頑張るな、頑張らないけどあきらめない。
2.覚えこませようとしないで、読みあげをさせる。
3.すぐに覚えたかどうかを試さない。
4.学習の時間(50分間程度)を守りなさい。
5.嫌がったらいったん切り上げる。

この5つを力説しただけなのですが・・・
すみません。

「どこかの枠に空きが出たら、やっぱりそこにうちの子を入れてもらいたいです。週一回来させたいのでキャンセル待ちをします。」
「空きは今はないので、この枠に入っていただきました。慣れればどうって言うことはありませんよ」
と気休めではなく本当のことを言いました。子どもの力はすごいのです。

お母様大丈夫かな・・・

お断り:「がんばらないけどあきらめない」は、医師でもあり、作家でもある鎌田實先生のお言葉をお借りしています。
by youkosodesu | 2009-02-27 21:21 | 保護者面談

都立発表

2009.2.27 金曜日
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これは3年前の中学合格時に、お祝いに届けた花束を手に、写真に収まってもらったものです。
夜に駆けつけたので、辺りは真っ暗です。
しかし第一志望ではなかったため、この子は公立中にすすみ、近場の進学塾で地道に勉強を続けました。

先ほど、みぞれ交じりの中トボトボ犬の散歩をしていると、携帯に電話が。
今日は都立高校の合格発表なのです。
ここ2年間会っていなかったのに、真っ先に連絡してくれました。

ご苦労のあったお母様のことが頭をよぎり、感無量です。

うれし涙を傘で隠し、散歩を続けました。

おめでとう!都立新宿高校合格。
by youkosodesu | 2009-02-27 11:31

新学期

2009.2.25 水曜日

来月から当塾は新学期に入ります。
初めての試み「低学年枠」を、水曜日の早い時間帯に設けました。

つきましては「学習ご報告」を次のように行います。
下に例を示しています。

~小2まで→主に学習中の態度や集中度合い、学んだことをお伝えします。
[例として新小学1年生に向けて]
まだすらすらと文字が読めないため、掛け算九九を口伝えで2の段を10周やりました。
途中5回目辺りで飽きてきたので、小休止を2分入れました。
足し算は「100玉そろばん」を使用して説明しました。仕組みや成り立ちは理解したものの「暗算」にはまだまだ及ばず、指差しで数えている状況です。宿題は、次回まで毎日プリント2枚ずつです。


小3~小6まで→どのレベルの問題をどれくらいの量やったか、正解率はどれくらいだったのかをお伝えします。基本レベルが80%正解率を超えるまで次のレベルに進むことはありません。

[例として小学6年生に向けて]
基本を5問行ったところで、時間と正解率が完璧なため、中レベルに移行しました。このレベルは12問中5問正解です。今日やったところを再度やることが宿題です。一問当たり5分以内正解になるまで繰り返してください。
暗記カードの覚え度は現在40%ほどなので、次までに10枚は覚えてきてください。



力が備わっていない段階で、適正を欠くレベルに臨むのはご本人に負担だと思いますが、「進学塾に対して『レベルを超えた宿題はやらせたくない』と言いにくい」、などがあれば仰ってください。

7~8名と少ない生徒数の上、メールで細かくご連絡するのが苦にならない性分ですので、遅くとも次の日までにご報告をします。
学習ご報告に対する返信は、用事のある方以外は不要です。
しかし月謝、日時確認、時間移動などに関することは、行き違いを防ぐために件名を「返信お願いします」としますので、ご覧頂いたら「見た」旨ご返信下さい。
それから、アレルギーなどでオヤツに駄菓子を出さないほうが良い方はお申し出下さい。
by youkosodesu | 2009-02-25 13:27

日本史

2009.2.17 火曜日

最近こんな本を見つけました。
題名は「こうして私は53歳で、また東大生になった」
海竜社¥1575、 平岩正樹著
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現役の外科医で、
東大理Ⅰ→富士フイルム勤務→東大理Ⅲ→外科医→東大文Ⅲ
という経歴の持ち主です。

著者は「大学受験の日本史はゼロからの出発だったので、何を勉強しようかずいぶん思案した」結果、数冊の良本について語っています。
その中の一冊「超速!」シリーズ全4巻(竹内睦泰、ブックマン社)を、以下の理由で良いと述べています。

細かい暗記事項の羅列ではなく、日本史の流れを知ることが出来る。
受験生に大学受験と関係なく「この際、日本史の魅力を伝えたい」という思いがビンビン伝わってくる。



この家庭塾に通う生徒さんの中にも、暗記物は大嫌い、だから社会、特に歴史が嫌いと言っている人がたくさんいました。
たしかに、これが小学生のやることかと呆れるくらい細かい暗記事項が多く、驚きます。
意識の大部分が暗記にとられて、今何時代のどこのところをやっているのかを見失いがちになります。

まず、ざっと日本の歴史がどうなって現在に至っているか、流れを知りたい方にお勧めと書いているので、高校受験生は読んでみてください。

超速シリーズはアマゾンで中古で500円前後でした。
by youkosodesu | 2009-02-17 16:19

新しい生徒さん

2009.2.15 日曜日

P君(新小4)です。
6年生の受験が終了し、代わりに新しい生徒P君が入ってきました。
当初弟さんと一週おきに交代でということになっていましたが、小4から算数の内容がぐっと難しくなるので、お一人だけにしてはどうかとご提案しました。

今日は初めてなので、入ってきたときに緊張のあまり青ざめ、硬直状態でした。↓
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しかし、15分後にはもう慣れていました。

手始めにABCカード、一桁の足し算と引き算のフラッシュカード、掛け算九九の逆、大きな数の予習を行いました。

のんびりとしたおおらかな私立小ですが、きたるべく中学受験では、驚くほど高偏差値のクラスメイトが入学してきます。
今後の三年間で、彼らがどんな受験勉強を経てきたか、同じ学習をしていく予定です。

まもなく四谷大塚の「計算と一行問題集」に切り替えて、学習を開始します。
by youkosodesu | 2009-02-15 23:07 | P(男の子)

お別れ食事会のお知らせ

2009.2.13 金曜日


お別れ食事会を3月中に行いますので、3月に入ったら、お母様かお子様のどちらがご参加になるのかお知らせ下さい。
お母様なら選ぶ店は自分好みに出来ますが、お子様なら「子ども主体」で店を選ぼうと思います。
時期や時間帯も大きく変わってきます。


さすがに中学生以上になると、男女を問わず生徒側に緊張と遠慮があるため、一対一はやりにくいので、応援に娘を引っ張りだしたり大学生の元生徒を、「おごるから」という名目で呼んで来たり、こちらも気を使います。

しかし今回は小学生なので、一対一でもぜ~んぜん大丈夫です。(私は)

かつてはこんなところでやっています。
寿司屋↓
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焼肉屋↓
携帯のカメラで写すのに慣れておらず、ぶれてしまいました。
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予算は・・・・まだ決めていません。
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直径10cm×高さ10cm

これを3月某日に開けた時に、予算が決まります。
昨年12月半ばから、せっせと500円玉貯金をしています。
ゲーム感覚ですから義務感はなく、楽しみ事です。
たしか、500円玉で満杯になれば10万円と書いてありました。

振ったときにガランとした音なので、きっとまだ桁違いに少ないと思います。
こう載せると、気の毒だからと、「うちの分は自費払いで」という方が必ずいますが、どうかそう仰らずに最後までこの「お楽しみドキドキハラハラ会」にお付き合い下さい。

皆様お楽しみに~♪
by youkosodesu | 2009-02-13 22:49

仲良し

2009.2.12 木曜日
M君(小6)です。

仲良しです。
M君がすごく可愛がってくれるので、ピンポ~ン♪と鳴ると、すっ飛んで転がり降りてきます。
見詰め合う二人・・・
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四谷大塚の一行問題を終了し、中一の予習に入りましたが、難しくて進みがガクッと遅くなりました。
前回できなかった問題から取り掛かると、またそれに時間が掛かりますが、先に進めばいいわけでもないので、復習を入れながら着実に学習をしていきます。

3日連続して同じ問題をやっていますが、自力で解ける部分が広がってきているので、繰り返しはあと2~3回で終われそうです。
こんなの↓ばかりで、ちょっと辛そうなM君です。
しかし音を上げずに、「教えないで下さい。ボクに考えさせて」といつも言い、頼もしく成長しました。
「今日はここまで自力で出来るようになってえらい!」と言うと、嬉しそうににこっとします。

容器Aにはa%の食塩水が500g、容器Bには3%の食塩水が500g入っている。
容器Aから食塩水100g取り出し、容器Bに入れてよくかき混ぜた後、容器Bから食塩水100gを取り出し、容器Aに戻した。このとき、容器Aの食塩水の濃度はb%未満となった。この数量の関係を不等号を使って表せ。


答え
6分の 5a+3<b  
または、6分の 25a+15<5b
by youkosodesu | 2009-02-12 21:28 | M(男の子)

今日の面談

3月から始まる低学年枠(2:40~)にお申し込みの、新一年生のお母様です。

どんなことをやるのかのご説明をしました。
新一年生の指導は初めてです。

お母様によると、ご家庭ではやっとひらがな、カタカナ、数字の書き方を覚え始めた程度、ということです。
市販の教材で十分ですから、次のものをご用意下さい。カッコ内は参考価格です。それより高くても安くても構いません。

①ひらがな、カタカナのテキスト(800円)
②小学一年生用の漢字テキスト(漢検10級受験用の教材がいいと思います)945円
③算数小学一年生用計算練習(800円)
④算数小学一年生用の文章題(800円)
以上で4000円前後になりますが、一年間使えるので決して高くはありません。

これを毎週各15分程度の配分で仕上げます。
一対一のメリットを生かし、目を離さずに書き順も正確に指導したいと思います。

字が読めるようになり、数字が書けるようになったら
①掛け算九九
②百ます計算
も加えます。

私は掛け算をとても重要視しています。
特に逆さ九九です。
逆さ九九に力を入れていない小学校から入塾してくると、5年生でも下から上がってきたときに
しちろくしじゅうはち、と90%のお子さんが口にします。
さらに文章題の答えを見つけるときに、ご丁寧に上から全部言って探していますので、時間が掛かります。

基礎を徹底的に、と思っているので、掛け算以外の先取りはしません。

それからこのお母様は、「あれこれ習い事を増やすよりは、週一回の家庭塾にとどめ、小さいうちはまず体を鍛えたい」とおっしゃっていたので、同じ考えの私はホッとしました。
by youkosodesu | 2009-02-11 23:13

合格おめでとうございます[前編]

2009.2.8 日曜日

秋子ちゃん(仮名)は日頃は非掲載生徒さんですが、今回はお願いして、特別に許可を頂くことができました。

以下は彼女の合格までの軌跡です。


学習期間16ヶ月
通算学習回数74回
週一回2時間学習
スタート時算数偏差値38
合格校偏差値50
(四谷大塚偏差値表より)


はじめてメールいたします、高橋(仮名)と申します。
以前からこちらのブログを拝見させていただいて、こちらで教えていただけたらいいなあとずっと思っておりました。

自宅の最寄り駅はJR〇〇で、娘の体力のことなどを考え、通うのはむずかしいかもとあきらめかけていましたが、どうしても先生に娘をみていただきたいとの思いが、日に日に強くなりましたのでご相談申し上げます。
(中略)
今の娘の学力では、集団授業のペースについていくのは不可能と思われ、近所の大手の個別指導塾を体験などもしてみましたが、娘の実力に合わせて、基本を徹底的に教えてくれるところには巡り会えませんでした。

今のところ、どの単元が苦手、という以前の状況にあります。
小学校では算数が大好きだったのに、今では大嫌いになってしまいました。

ぜひご相談だけでも、よろしくお願いいたします。

(“中略”と、固有名詞以外は原文のまま)



このようなメールが2007年のある日に届き、お会いすることになりました。

お母様は、5年生夏にもかかわらず、基本レベルすらおぼつかない状況を冷静に受け止め、ご自身が中心になってお子様をリードしてゆこうと決意し、そのためには具体的に何をすべきかのご相談にみえたのです。

そして、5年生10月から家庭塾での秋子ちゃんの学習が始まりました。
(少ししてから、周りからの刺激効果を期待すべく、大手進学塾[週3回]にも入ります)

こちらでは、進学塾授業の予習を担当することになりました。
使用教材は四谷の基本レベル「計算と一行問題集」です。
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文が長くなりますので、いったん区切って下へ続きます。
by youkosodesu | 2009-02-08 00:00 | 合格記

[後編]

秋子ちゃんは「数の学習」が得意で、暗記カードの覚えも早いのですが、文章題になると、文字通り“一行”でないとしり込みしてさっさと諦め、“わかりません”を連発します。

しかしそのようなお子様は珍しくはないので、一行問題を二周繰り返す→さらに自己解説をさせる、を毎回やりました。

そして、塾のカリキュラムをこなすことに目的がすり替わってしまうと、見切り発車によるジリ貧が必至なので、入試日に照準を合わせて、基本問題の正解率を伸ばすことを目標にしました。

およそ一年後の6年生秋以降、今までにないことが起こりました。
2時間の学習時間が、最後のほうにいつも余ってしまうのです。
「計算と一行問題集」が、そのとき一問1~2分で、正解率が95%と、格段の進歩を見せていました。
ここへ来て、やっと次のレベルにすすむことが出来ます。

こうして書いてみると、一気に伸びたのは受験前のわずか2~3ヶ月です。
大雑把に図に示すとこうなります。↓
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主役はもちろんお子様です。
しかし、お子様に匹敵する立役者はお母様です。
お母様の良かった点
1.自分の子どもの実力を冷静に見ることが出来た。
2.通っている進学塾の宿題をこなすことに汲汲(きゅうきゅう)とせず、お子様の実力に適正な問題だけ徹底的にやった。
3.家庭塾の復習のみならず、他教科の学習管理もしっかり出来ていた。

最後の一ヶ月間の秋子ちゃんの勢いはすごく、そのエネルギーに圧倒され、学習がおわると私がふらふらになることがよくありました。
新年になってからの、こちらからの学習ご報告のメールにはこう記されています。
(この頃はもう中レベル問題に進んでいます)

速さ、水量の未解決問題6問、立体数問を終わりました。
80%正解です。
馬力ありますね。
こちらがへたばりそうです…



今伸び悩んでいる4,5年生の保護者の皆様へ

現在取り組んでいる問題の正解率が、長期間(1~2ヶ月以上)にわたり伸びる兆しが見えない場合、お子様にはおそらく取り組む問題が難しすぎるのだと思います。
後で必ず伸びますから、前段階のレベルに引き下げて自信を育ててください。
そのほうが結局近道です。
by youkosodesu | 2009-02-07 22:04 | 合格記