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塾考察(現5年生のお子様)

あと2ヶ月ほどで受験学年を迎える、全国の5年生の保護者の皆様へ。

S(サピックス)、N(日能研)、Y(四谷大塚直営校)、G(学協)、W(早稲田アカデミー)、E(栄光ゼミナール)など、この周辺にはいろいろな塾がありますが、1~2年間の受験生活を経ても、下位1~3割の位置に固定しており、今の塾でいいのかな、ぜんぜん上がらないこの成績をどうしたらいいのだろう、と困っているご家庭に一言。

お子様が通塾を嫌がっておらず、親も不満を持っていなければ、転塾を考えなくてもいいと思います。
しかし全科目を通じて、親子が不本意と感じる偏差値なら、学習科目を2科目に減らし、6年夏まで、その分を算国にまわして、基礎の見直しに専念してください。4科目が負担なお子さんはたくさんいます。そして2科受験校で、良い学校もたくさんありますから、柔軟に考えてもいいと思います。

どうしても4科受験にこだわるなら、夏から”四科のまとめ”の理科、社会をやるというのはいかがでしょう。

固定的に下位1~3割というのは、お子様にはやっていることが難しすぎるのだと思います。
まずは揺らいでいる基礎を確立しましょう。

最後に、親御さんに「この子はもっといけるはず」という勘が働けば、期間限定で、応援を頼める良心的価格の
”助っ人”を、インターネットなど、あらゆる手段を使って、探してください。

”窮すれば通ず”です。じたばたすれば、今よりは必ず状況はよくなります。
by youkosodesu | 2006-12-30 18:37 | ●私の方針

 塾考察(現4年生までのお子様)

家庭塾には、狛江市とその周辺をぐるりと取り囲む地区から生徒さんが来てくれます。
S(サピックス),W(早稲田アカデミー),E(栄光ゼミナール)、G(学協),N(日能研)などの塾と併用しながらの生徒さんです。
以下から、頭文字で表示します。(注:現在では、四谷系テキストを使用した塾の生徒さんのみをお預かりしています)

Sは授業形態が個性的なため、なかには消化不良状態のお子様もいるとききます。うちにも2名のS生がいたのですが、偶然二人とも、こちらが舌を巻く学力トップ層でしたので、分からないところだけを質問するために来ていました。

Sでどうしようかなと迷っている方には、次のようなアドバイスをします。
「年間を通して、下位1~3割に位置し、お子様に覇気がなくなっている場合、演習不足が考えられるから、基礎力(算、国)が充実するまでは、小休止(転塾や、退塾など)しましょう。基本教科に自信がつけば、理科も社会も5年生秋からでも十分間に合います。Sに通ってさえいれば、なんとかしてくれる訳ではないですよ。」と。

毎回の授業で取り上げられた問題が、そっくりそのまま宿題なのはいいとしても、その量は6問ほど。おおむね易2問、中くらい2問、難2問というような配分ですから、これだけをやって、その単元を飲み込んでいける子どもが、どれほどいるのだろう、と首をかしげたくなります。しかし、その昔、大竹しのぶの息子さんがSから有名校に合格したあたりから、猛スピードで右肩上がりとなり、今や飛ぶ鳥を落とす勢いです。

Sはレベルが高いから、そこでは下位でも、他塾にスライドすれば、中レベル以上になるはずという考えはいったん捨てて、子どもの負担を減らす対策を講じたほうが前向きです。

Sの超個性的授業への対策は、おうちでどなたかが、同レベルの問題を10問ほど用意して、教えてあげることに尽きます。ご事情で対策が出来ない場合、もう少し生徒数の少ない、面倒見の良い、やる気満々の塾を探されたほうが得策です。

W,E,Gは四谷テキストを使用した、昔ながらのごく普通の塾ですから、合格実績や、塾長の方針など調べて、近くて負担のないところを選べばよいと思います。

最大手Nはテキストも良く出来ており、よいところだと思いますが、これもSと同じで、年間を通して下位1~3割で、親も子もそのことに不満を抱え、しかも子ども側に覇気がなくなったら、対策を講じてみてください。

こうしてみると、出来る子はクラスが細分化された大手塾、今は基礎力をつけることが急務な子は、細やかに見てくれる中小塾がいいといえます。力が付いた時点で転塾してもいいのですから、気楽に考えてください。
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柴子、器量よしです。(文とは無関係な写真を載せてしまいました。)
by youkosodesu | 2006-12-29 19:45 | ●私の方針

Fちゃん今日で終了

     保護者の皆様 本日の学習ご報告
●二番目の生徒(小4)
冬期講習だけ3回参加の中学受験生Fちゃんです。
帰ってから、「90分はあっという間だった、ゲームみたいだった」とご両親に告げたそうで、負担感なく、学習が出来てよかったとほっとしました。
90分授業の半分は、問題集をスムーズに解く為の、暗記事項のカード学習を取り入れているため、いざ取り掛かったときは、覚えたことを書くだけなので、手間取ることはありません。
本日の暗記事項
①三角形の内角の和は180度
②三角形のひとつの外角は内対角の和に等しい
③N角形はN-2の三角形に分けることが出来る。
④二等辺三角形の底角は等しい
⑤N角形の外角の和はいつも360度
すべての説明を短く終えたら、この分を昨日の40枚に加算し、問題を解くことと暗記カードを頻繁に織り交ぜながら、ゲームのように問題集を仕上げていきます。
4年生(上)の図形は、その結果②の知識がないと手間取ることが本人にも良く分かったようでした。

受験算数も、暗記しておかないと、ピンとくることも出来ないような図形問題が多数あります。
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お母様がインターネットで偶然私の塾を見つけ、初めてにもかかわらず、長い長いメールを下さり、ご縁を得ました。
遠いところから車で来てくださり、こんな方にお会いすると、あの本の題名『この私が合格させる』という気分になります。
by youkosodesu | 2006-12-28 20:13 | F(女の子)

正月空間

頼んでおいた門松とお正月用の花が届きました。
忙中閑あり、ちょっと小休止して、お正月の飾りつけをしました。
高さ40センチ、幅20センチ弱くらいでしょうか。小さいながら、葉牡丹や松もそろった、本物志向のミニ門松です。
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漆塗りかごに、下駄の鼻緒のようなもち手のついた和風バスケットに、華やかに盛られた正月用のアレンジは、南天や菊がいっぱいです。
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by youkosodesu | 2006-12-28 19:23 | ●趣味

第2回目Fちゃん

     保護者の皆様 本日の学習ご報告
●三番目の生徒(小4)
昨日載せた似顔絵マンガは、本人の雰囲気を捉えて、なかなかよく出来ていましたが(自賛)、お母様が顔を写さなければいいですよと、写真掲載を許可してくださいました。ありがとうございました。

今日の学習は”これだけに精通すること”でした。
”これ”とは↓
(87-6×□+5×42)×4÷6=146(←これは日能研テキストからのものです)

四谷大塚の4年生上巻には、このような入試レベルのものが多数載っており、
□×7=42、というレベルとは比べようもないほどの難度です。

私は、今日の90分でどんな難しいものも、必ず解けるようにさせる、と心に決めていたので、段取りを考えておきました。

今までの塾では、ざっと説明するだけで、あとは全部宿題。どんどん未消化部分が溜まり、きっとFちゃんは、孤独に無味乾燥なテキストに向かっていたのでしょう。
お母様には、一連の未消化が解消するまで、しばらく塾を辞めるよう以前に助言しました。基礎力が充実すれば、勉強もあんがい楽しい行為です。

勝手に進む塾のカリキュラムに、途中からは疲れてしまったFちゃんなので、同じやり方では意味がないため、つきっきりで以下のことをしました。
①計算の順序を、直接式の中に番号をうたせることを50問やらせる。
②基本のA×B=C、A÷B=C、A+B=C、A-B=Cのどの部分を隠しても、それを求める式がすぐ言えるように、100回練習
③□問題のハイレベルを20問解く。

はじめこそ、戸惑い気味のFちゃんでしたが、何度も練習したABCカードと頭の中でつながった瞬間、一気に問題が解けるようになりました。

私は「はい、これやってー」と次々に指示をだしているだけです。時間を通して脳が活動し、手が動いていたのは主体者Fちゃんなので、本人にとっても、あっという間の90分でした。

子どもたちはどの子も、つくづく説明を好みません。どうも言葉の速度より一歩遅れて、脳の理解がくるようなのです。

ですから説明よりも、次々と作業させることによって、自分でやり方を飲み込んでいくように促します。
こちらは的を外さない指示を出してやり、じっと見ていればよいのです。
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この指型の押さえ棒(製作者:哲学者E君)でA、Bを隠します。
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ABCカードを時折参考にしつつ、難問に挑む。このように「カードを見つつ」、の状態だとまだまだ完璧とはいえません。
最後の10分で、一気にできるようになりました。
隠し棒代わりに、式の一部を自分の指で押さえています。
by youkosodesu | 2006-12-28 00:17 | F(女の子)

久しぶりAちゃん

一ヶ月ぶりのAちゃん(中1)です。
部活の試合でキャンセルが続きました。
ちょっと来ないうちに、数学がまた混乱の極み・・・・
しかし泰然としている大物Aです。
だからこんなこんなこともする余裕があります。
”宙に浮くみかん”
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Aちゃんとの会話もこんな風です。

私「あのねぇ、次の子が来るから、延ばせないよ。喋らないでちゃんとやろうね。」

A「先生はつかれないのー?」

私「全然。たのしいもん。」

A「へー、よかったわねー、自分に合う仕事が見つかって。」

私「・・・」
by youkosodesu | 2006-12-27 13:28 | A(女の子)

今日は無口なE君

    保護者の皆様 本日学習ご報告
●二番目の生徒(小6)
私立小のE君です。
難しいプリント一枚を、私とE君でよーいドンで競争しました。計算問題もまるで御三家の入試問題のようです。
しかしこの小学校のレベルときたら・・・・(怒!)
巷の公立小の教科書と比べると、雲泥の差です。中学から精鋭が入ってくるため、差がつかないようにしているのでしょうが、難しすぎます。
最後の仕事算の応用問題は、E君はだいぶ考え込んでいたので、「次の子が来るから、分からない場合はそろそろ説明したいなぁ・・」といったら、「いやだ、僕はちゃんと考えたいんだ、もうちょっと待って」と今までにないことをいうのでその通りにすると、なんと自力で解いてしまいました。こういうとき一番うれしくなります。
難しすぎるレベルのため、一枚でいっぱいいっぱいで、はかどらなくてすみませんでした。
私たち二人は、余裕なく無口に取り組んだ一日になりました。
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by youkosodesu | 2006-12-26 23:50 | E(男の子)

冬期講習に新登場4年生Fちゃん

●三番目の生徒(小4)
本日から三日間、冬期講習に参加の、中学受験予定4年生F子ちゃんです。
お母様には、「絶対にブログ禁止」を言い渡されているため、内容も軽く触れるにとどめます。
四谷大塚の「計算と一行問題集」の上巻から大急ぎで復習していきます。

テキストは、分からないところを教えながら完成させるのではなく、単元ごとに、覚えるべきことをカード化して段取りし、途中頻繁にカード学習を入れながら、どれだけ出来るようになったのかな、と最後にやってもらうことにしました。
今日はFちゃんがたくさんカードを書いてくれました。
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初めての割には、よくなじんだFちゃんでした。一方、お母様はとても心配そうになさっていました。
明日もまた来てね。90分は本当にあっという間に過ぎました。
by youkosodesu | 2006-12-26 20:01 | F(女の子)

やっぱりE君は哲学者だったのか?!

     保護者の皆様 本日の学習ご報告
●二番目の生徒(小6)
私立小のE君です。
席に着くなり、静かに「センセイさー、今までに、生きていてよかった、と思ったことは何回ある?」
えーーーーっ??内心汗をかきつつ、この場合どう答えたらいいのだろうと、慌てました。E君は、一般的な6年生男児とは、いつも言うことが一味違うため、たじろいでしまいます。哲学者のようです。
私が小学生のころは、心の中は、外から見るほど明るくはなく、色々な思いが混沌としていたような記憶がありますが、自己表現の適切な言葉を見つけることが出来ず、そのことが不満や文句っぽくなる、という形で表れていました。
言葉をたくさん知っていることは、自分の気持ちに一番近い単語を選び、相手に適切に伝達できるという点で、とても便利なことです。そんな意味でも読書や、じっくりと話が出来る身近な大人の存在は貴重です。
「E君はかしこいね」といったら「かしこいアヒルの子・・・」と、静かなギャグで返して来たので、やっぱりあなたは”ダック引越しセンター”なのね。
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by youkosodesu | 2006-12-25 00:50 | E(男の子)

志望校が決まる

B君(中3)です。
九分どおり高校が決まったG君、後は当日の作文をやるだけです。
本日は10分を暗記カード、40分を英語の予習に、40分を作文にと、時間を分けました。

『中学時代に一番熱心に取り組んだこと』について。
400字原稿用紙を前にして、起承転結の文字配分を決めたきり、ウーンとうなるB君、まったく筆が進みません。
学校では作文や感想文を、何度も書かされた経験はあるものの、その書き方を学んだことは、なかったに違いありません。

また出しゃばって、次々と文章の展開を誘導、指図して書かせてしまいました。だいじょうぶかな(汗)。
明後日こそは、絶対出しゃばらずに、本人に全部書かせるようにしないと。
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by youkosodesu | 2006-12-25 00:07 | B(男の子)