2008.10.18
Iちゃん(3年生)です。 4年生から進学塾に入る予定です。 家庭塾では、月に二回、進学塾に入る前の「塾の練習」をしています。 具体的に言うと、マイペース一本やりを他者(講師=私)のペースにあわせる練習をしています。 今日は余りのある割り算の勉強です。 まずは、逆九九にかなり時間をかけました。 逆さから始めたとたん、あれっ?と思う箇所が数箇所でてきました。 そのたびに5回言う、5回書くを繰り返し、何度も点検します。 次は一桁同士の引き算カードを20枚。 これも彼女には嫌いな数字があるようです。 9-5、7-2、などすぐに答えが出てこないカードはよけておいて、繰り返します。 最後は足し算、引き算の虫食い算をやります。 以上を先にやっておくと、すんなり割り算の学習が流れます。 すらすらことが運ぶと、本人も気分良く学習が出来ます。 四谷大塚のシリーズ3年生算数と一行問題をつかって進めますが、始めは時間を掛けてゆっくりで構いません。 しかしずっと自分なりのペースでは目的達成になりませんので、一問3秒程度になるまで繰り返します。 3秒では九九を上からたどっていては間に合いませんし、“余り”も暗算しなければ間に合わないのです。 気をそらさずに集中する訓練には、「時間を計る」ということがとても重要です。 さらに、“力”を客観的に把握する判断基準にもなります。 考えながらやっている状態(制限時間を超える状態)で次のステップに進ませれば、予習などは時を待たずして行き詰まります。 先を楽にするためには、ひとつの課題(例えば割り算の横算なら)を少なくとも100以上、時間内に出来るようにならなくてはだめです。指を折ってじっくりやっての100問ではありません。 次に余りのある割り算の文章題を解説しました。 *15本の鉛筆を6本ずつ配ると、何人に配ることが出来て何本余るか。 *15本の鉛筆を4人に配るには一人当たり何本になり、余りはどれだけか。 など。 小さい生徒さんほど、じっと見ていると張り切って勉強します。 年長さんくらいから小3ほどまでに、「勉強は楽しい」とぜひ思わせてください。 暗示にかけることも必要です。 私は一緒にやりながら、褒めちぎったりはどの学年にもそれほどしません。 正解が自力で出せるよう、学ぶべき順序を手配し、どんどん○になれば「あっ、出来るようになった。よかったね」とひとこと言うだけです。 しかし子ども達は、間違えずにどんどん出来る自分が、誉め言葉など要らないほど十分に誇らしげです。 自尊意識の育った子どもは5,6年生になったとき、難しい文章題に直面してへこたれません。 「このボクが、この私なら、必ず解いてみせる」という気構えが感じられます。
by youkosodesu
| 2008-10-18 21:57
| I(女の子)
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