前回に引き続き、「国語力をつける」第二弾です。
今回は読書についてです。 国語で、点数が高く偏差値が高い子どもは、確かに読書好きが多いと思います。 読書好きは、読むことに慣れているので、試験最中も読むペースが速いし、前後関係で推測する技量も高いし、数え上げたらきりがないくらい利点がいっぱいあります。 しかし、本を読むことが好きでない子どもも、実はたくさんいます。 そういう子にいやいや読ませたとしても、文字の上滑りで、ちっとも味わうことは出来ません。 でも、どうしても点数を引き上げたい場合はどうしたらよいのでしょうか。 具体的に方法を述べます。 ①「四科のまとめ」(四谷大塚のHPから購入することが出来ます)には、「慣用句」、「ことわざ」、「反対語」、「同義語」、「四字熟語」など、受験で必須のものが網羅されていますので、それを3年生あたりから毎日少しずつやります。 3年生から始めれば、受験日まで1400日余りあるので、それぞれを一日に数個ずつ覚えていけば、日々の負担感は少ないと思います。 慣用句などは、大人の解説がないと、どんな場合に使うのか飲み込めないまま進んでしまうので要注意です。 そして一通り終わっても何周もやります。 これらのことは、言葉数を増やすことにもつながり、大きな効果が期待できます。 ②次は読解です。 かなり難解な論説文も出てきますから、出題内容に興味が持てない場合、国語嫌いの子どもの多くは、「何が述べられているのか分からない」のです。 そこでこのようにしてください。 各塾で使っている国語のテキストに載っている問題で構いませんので、段落の小さな区切りごとに、主語はどれ?述語は?としばらくの間はそれだけ聞いてください。 修飾語などに触れる必要はありません。 つまり、「何がどうした」だけを掴み取る訓練をするのです。 主語や述語のない文もあるので、お母様が見て分からないものは、当人もなおさらですので飛ばして構いません。 このやり方は、何が書かれているのかを知る、最短の方法です。 大問ひとつを一年ほど続けると効果大です。 読書力がなくても、こつこつやれば点数を伸ばすことは可能です。
by youkosodesu
| 2008-04-30 00:09
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