授業をビデオに撮る

2017年 11月20日 月曜日  晴れ

塾に通っている全国のみんなが、通っている年月に比例して、どんどん出来るようになっているという話は、あまりききません。

何故だろう。

その理由は、塾で聞いた授業内容は、7割くらい流れて消えてしまうからだと私は思っています。

あとで復習時に見返そうと、きちんとノートに書き写すことに専念すれば、頭の中は先生の講義に集中できません。
集中どころか、書くことに気を取られて聞く余裕はないかもしれません。

反対に、一生懸命に聞いていればノートはとれない上、後々どんどん忘れることも加わって、結局ほとんど頭に残っていない可能性もあります。

二つのことを同時にやるのは、大人でも大変です。

本当は、テキストとは別に、授業のポイントやコツをレジュメにして配ってもらうか、ビデオ収録可にしてもらえるとよいのですが。

しかし、授業=商品ですから大手塾では、それはしません。

一度、こんなことがありました。
塾長がひとりで4科目まわしていて、生徒は各学年7,8人の小さな塾に通っているお子さんが来たときに、先生の手書きプリントコピーを持ってきました。
これと同じ教え方をして欲しいと。

差し出したのは、PCやプリンターと連動している特殊なホワイトボードから、自動的にプリントアウトされたものです。

それを見たときに、先生の進め方が全部分かりましたので、各塾がこういうことをしないのは、「手間が掛かる+教え方をばら撒く」ことを防ぐ意味でもあります。

ですが、忘れ防止対策は必要です。

だったら、
わたしが解説→生徒がリハーサルをかねて解説練習→生徒本番収録
のようにやれば、写っているのは我が子ですから問題はないだろう、と言うことで、この日パープルちゃんはビデオ持参でやってきました。

家庭塾では、数学習生以外の親御さんの同席はお断りしていますが、その代わりにビデオ持込はOKなので、既に何人かの生徒さんはビデオ持参で来ています。
授業をビデオに撮る_f0024310_20582732.jpg
パープルちゃん(小6)は、数学習生ぴぴちゃん(小3)のお姉さんで、在籍生徒さんではありません。
しかし、余り枠があれば以前から適宜お受けしていました。

この日のリクエストは「売買損益算」です。
前日にお母様から送られた不正解問題写真を見ると、いくつか気になることがありました。

①異なる比を同じ比にする練習が急務
②塾では、(線分図すら書かせていない)単なる式だけで取り組んでいるようなので、難問対策として、やはり図化になれることが必要

「一問やっては、その手順を収録」にしましたので、これを家で復習時に利用した結果、どの程度定着するか楽しみです。

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by youkosodesu | 2017-11-20 20:53 | パープル
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