今からでも読書させるべき?

2017年 7月12日 水曜日 晴れ

前回のブログ内容をご覧になった方から、メールを頂きました。

概要
息子(小5)は小さいときから、こちらが本を読み聞かせるなら喜びましたが、いざひとりでとなると、学年にふさわしい本を準備しているにもかかわらず、全く手付かずです。

算数の成績が振るわないのは、文章を的確に理解できないからだと思っています。

今からでも本を読ませるべきでしょうか。

こちらには、読書大好きで活字中毒(本人談)と言っている子も大勢来ました。
個人的に、国語に関しては、関連性が濃いと思いますが、算数の成績には直結しないと感じます。
読書嫌いで算数得意、のお子さんも数知れずでしたから。

何故本嫌いなのか。
読まないから、その面白さに気づけないのか。
読めないから、読む気持ちになれないのか。

結論から言うと後者だと思います。

ところが読書嫌いでも、ゲームの攻略本など興味のある内容や、自分の生活に必要な内容ならどんどん読めます。

算数で、文章内容を脳内で正確に再現することが求められるのは、複雑な旅人算がすぐに思いつきます。

でも読書嫌いでも大丈夫。
全く心配要りません。

算数の文章題では、人の気持ちを察しなければならない場面はでてきません。

必要なのは、時系列で何が起こっている(何をしている)のかを整理したり、記憶したり、理解したりする力です。

オマケに、本の活字量に比べれば、文字数はとてつもなく少ないです。

さらに、解法のパターンはいくつかに決まっているため、練習を積めば、「ははぁ~、これはあのパターンに属するな」のように、訓練でパターン分けすることができるため、あっさり解決します。

ですから不振の原因は、読書量というよりは、勉強の進め方です。
代表的な設問だけ手をつけて、次々異なる単元に進まないことです。
これでは脳内再現の練習ができません。

早くテスト結果に跳ね返って欲しいと言う気持ちをいったん脇に置いて、ひとつの単元を突き詰めてやってください。

お母様がそのような考え方を説いてあげれば、ご本人は同じ気持ちになります。

子どもたちはけなげで、痛々しいほどお母様に喜んでもらおうとしていますので。

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by youkosodesu | 2017-07-12 09:41
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