習字を習い始めて半年。
習うきっかけは、自塾の生徒の皆さんの80%が、おかしな鉛筆の持ち方をしているので、鉛筆の“持ち方”教室を自ら開こうと思ったからだ。 その準備の一環である。 習字教室を開くわけではないものの、改めてきちんとしたひらがなを学び直すのも悪くはない。 三人の先生の体験授業や見学を通じて熟考の末、「すばらしい字」「穏やかな人柄」「ほめ上手」な点を併せ持つ、今の先生に決めた。 そしてカルチャーセンターに、月に二回、意気揚々と通い始めた。 しかし、回を重ねるごとにトーンダウンしてきた。 それにはこんな理由がある。 毎回の授業時間は90分ですが、70分間は先生が延々と黒板で講義をしている。 「ここの横線はこの長さで、たて棒はその長さの三分の一のところにこういう風に。」 「点はこの位置に、そこからこれくらいの空間を開ける。三本の横線の止まり全てこの位置で止める。」 など字形の講義を聞くばかりで、自分が書くという場面はほんの20分程度だ。 いよいよの出番では、線の長さやサイズにばかり気をとられて萎縮してしまい、筆が一歩も進まない。 自分勝手に書いた字のほうが、のびのびして元気がよいし、バランスもよい。(と、勝手に思い込んでいる) 「さぁ、皆さん。始めは何の制約も考えなくてよいから自分の字でどんどん書いてみましょう。 皆さんくらいの年齢になると、なかなか癖は直りにくいですが、バランスがよければそれもよし。各自の個性を残しつつ、どうしても見過ごせないところだけを直すように朱入れしていくから、どんどんやっちゃってーー。それ~♪♪」 って、こういうのはダメ? あっそー。 書道ってこういうのはだめなのね。
by youkosodesu
| 2011-11-08 17:52
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