2010年2月3日 水曜日
今回合格記を飾ってくれるのは、山田一郎君(仮名)です。 合格校偏差値58(四谷大塚80) 概要 2009年7月より、通算学習回数8回。 算数偏差値63から時を追って下降(予測付かず) その他の教科 国語偏差値70前後(安定) 理社50~60(乱高下) (偏差値は6年生合不合予備、合不合の平均から) 私は、塾主宰者としての私見を述べた、もうひとつの学習ブログを持っています。 参考の為に、さまざまなお母様のブログも拝見しています。 そんなある日、母花子さん(仮名)のブログに行き着いたのが、昨年6月でした。 内容は受験の苦悩を綴ったもので、楽しいものではありません。 4,5年生と大手進学塾に在籍し、良い成績を修めていたにもかかわらず、「新しく担当になった算数の先生が怖い」という理由で6年生で転塾。 その後徐々に下がる成績。つかめない原因。 このような規模の小さい塾へ残っても大丈夫なのかという不安。 一番気になったのが、「だるい、気持ちが悪い、眠い」と絶えず体調不良を訴える一郎君のことでした。 私が体調不良についての対策コメントを入れたのをきっかけに、花子さんとのブログ上での交流が始まりました。 こうしたご縁で、ほんの少しの期間、回数にして8回学習することになりました。 一郎君は、発揮できないだけでもともとの実力はあったので、本当のところ私に教えることなど、そんなにありませんでした。 問題点は、どうやら勉強のことではなさそうです。 少しばかり頭のほうが先に大人になってしまった彼は、人一倍の共感性で「母の不安」を吸い取ってしまっています。 本来頼るべき存在の母親がおろおろしているため、神経の細い一郎君の不安の行く先は、自分の身体へと向かっていったのです。 どうしたらよいのだろう。 どういう風に2時間を過ごしたらよいのか、見当もつきませんでした。 「大問1、2だけ完璧にやれば、後は手をつけなくて良し」とか「一日校は絶対に受かるところにせよ」とか折に触れて言った気がします。 さいごの極めつけは「落ちたらどうなるって言うの?命まで取られるわけでない」「中学に入ったらここでバイトしなさい。私に国語教えなさい」などなど、本当にいろいろなことを口走りました。 今回の功労賞を、転塾先の小さな塾の若い室長先生に贈ります。 山田母子の陰日なたになり、よく支えてくださいました。 彼女のブログを毎日眺めていると、室長にぶつぶつ文句を言いながらも、安心して頼っているのがとても伝わってきました。 結局一日校、二日校と立て続けに合格。 最後に腹を括って弾けた一郎君に乾杯! くす玉のつもりです↓ HP画面にもどっていただき、2009年度合格記①をクリックなさってご覧頂いた方には、下に山田君の授業模様数回が付いています。
by youkosodesu
| 2010-02-04 08:20
| U(男の子)
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