昔の作品出てきました

チェック布地は、商店街で露天商のオジさんがゴザを広げて売っていたものです。
「倒産したところから安く仕入れたから、1メートル千円!」と言っていました。
手触りも良いし、上質のウールだと分かったので、6メートル買いました。

あれから25年、ネットに入れて洗濯機に突っ込んでガラガラまわし、そのたびに取れてしまうプリーツを加工スプレーでやり直しながらも、いっこうにくたびれる気配もなく、いまだに愛用しています。
チェックは柄通りに地の目を追いかけることが出来るため、プリーツがたたみやすくて便利です。
服は製作時に地の目さえきちんと通しておけば、そう型崩れせずに長く持ちます。
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もう一方のラグランハーフコート生地は、日暮里繊維問屋街で、同じ時期に買い求めました。
当時はプロの人にしか問屋は売ってくれず、仕方なくあれこれ大量買いし、いかにもプロのようなふりをするしかありませんでした。

製図がとても好きで、デザイン画を描き、パターンをおこしてシーチングで「型だし」という工程を繰り返し、自分の思っている作品のイメージに近づけます。
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生まれたばかりの長女を実家に預けて、2年間フルに服装学院に通い、技術を習得しました。

時を経てますます加熱し、娘達が幼稚園や学校に出掛けるそのときを待って、それっと、毎日製作に専念していました。
今のようにパソコンが普及していたら、「オートクチュール〇〇」と銘打って、ネットショップを経営していたと思います。

ある程度の技術まで上りつめ、生徒に教え、お客様にあつらえなどしましたが、30代の半ばでいっさい手を引きました。
自分がおしゃれではないので熱意が薄れてきたことと、視力が良すぎたため、早々に老眼になってしまったのです。
それと・・・ユニクロの台頭です。

ジャケットなどのうわ物は、それまで袖付けを見ればその服のランクがすぐに分かりましたが、ユニクロは縫製が秀逸なのにもかかわらず、まったく予想外の値段で売られているのを見たとき、私の手作りの歴史は終わりました。
小学校3年生から目指していた仕事でしたが、やりすぎたため、もう悔いはありません。

その後服飾の世界から、華麗なる?転身を遂げ勉強の世界へ・・・・つづく
by youkosodesu | 2009-11-16 14:17 | ●趣味
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